トリガーポイントを使った前脛骨筋の簡単なほぐし方

トリガーポイント
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今回の筋肉のほぐし方シリーズは、前脛骨筋です。

前脛骨筋は鍛えることは多いけれど、ほぐすってイメージはあまりないかもしれません。

 

ですがここが固まっていることで起こる動作への影響はかなりありますので、しっかり解せるようになりましょう。

ではどうぞ!

 

前脛骨筋の解剖学

©teamLabBody-3D Motion Human Anatomy

起始:脛骨外側上2/3、下腿骨間膜

停止:内側楔状骨の内側面、第1中足骨底内側

作用:足関節の背屈・内反

 

この筋は歩行時の初期にて衝撃吸収を行ったり、下肢を振り出す際のトゥクリアランスを確保したりと大変重要な筋となっています。

 

過剰使用のパターンと不使用のパターン

過剰使用のパターンとしては、急斜面や不整地などをよく歩く場合などに多く見られます。あとは普段とは異なる歩き方などをした時などに過剰使用となりやすいと言われています。

 

よくリハビリ場面で、

 

「踵からしっかりついて歩いてくださいね」

 

というように踵接地を促して歩行を修正する場合があると思います。

 

これも一方では有効な動作指導ではあるのですが、過剰にななりすぎると今までの歩行パターンから過度に逸脱すると前脛骨筋の過剰使用となる場合があります。

 

また腓腹筋など下腿後面のトリガーポイントなどがあると相対的に下腿の過負荷になります。

 

他にもよく歩いていて躓くことが多い人などは、慢性的に微細な損傷を起こしていたりするので、トリガーポイントを形成しやすくなるとされています。

 

 

前脛骨筋の関連痛領域

©teamLabBody-3D Motion Human Anatomy

前脛骨筋のトリガーポイントの関連痛は、下腿前面から足背にかけて起こすと言われています。

 

特徴としては足背の関連痛は母趾側にかけての疼痛を起こすところです。

 

似たような関連痛を起こす部位として、長趾伸筋や短趾伸筋などがありますがそれらは小趾側に疼痛を起こすため、鑑別する際に重要となります。

 

前脛骨筋が硬くなると、どんなことが起こるの?

一般的に前脛骨筋が硬くなると、足関節の底屈・外反に制限を起こします。

 

それ以外には、前脛骨筋にトリガーポイントが形成され筋出力が発揮しにくくなると、歩行周期におけるイニシャルコンタクト(IC)での衝撃吸収が十分に行えず、足底接地が早期から起こってしまうことで、膝折れや反張膝などの原因となります。

参考

中枢疾患に対してのトリガーポイント的介入について〜反張膝に対してアプローチを中心に〜
どうも! 脱力系理学療法士のおはぎです。 回復期でよく見る疾患シリーズです。 その他の回復期でよく見る疾患シリーズはこちら 今回は中枢疾患、特に脳卒中に関してトリガーポ...

 

 

またトゥクリアランスも低下するため、躓きやすくなったりもします。

 

一般的には筋力低下が原因と思われる症状も、以外と筋の柔軟性が低下しているからということもありえますね。

 

前脛骨筋のほぐすポイント

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前脛骨筋のほぐすポイントは、脛骨粗面から約4横指下にあります。

ここにトリガーポイントが形成されやすいとされているので、この部位を中心にほぐしていくと良いと思います。

余談ですが、この部位は経穴の足三里と言われる胃経の経穴と同じ部位であると言われています。

また前脛骨筋はそこまで大きい筋肉ではないので、ストロークなどで全体をほぐしてもいいともいます。

 

ポイントとしては、関連痛の場所的には足背や下腿前面の遠位に訴えがあるのですが、その部位はほぼ腱であるため、徒手ではほぐす事が難しい。というかほぐすことで不安定性を生んでしまい、逆効果になることもありえると思います。

 

最後に

今回は前脛骨筋のほぐし方について、紹介してみました。

 

前脛骨筋に限ったことではありませんが、筋の柔軟性が低下していたり、トリガーポイントがあったりすると、それだけで筋出力が低下したり、協調性が低下したりするので

 

 

動作に問題がある=筋トレ!

 

 

、、、の前にまずはほぐしてみてから考えてもいいのではないでしょうか?

 

 

筋トレが悪いわけではないですが、筋トレって効果出るまでに時間がかかりますしね。

仮説検証を行う上では、やはり短時間で変化が出せるほうが検証しやすいので、まずはトリガーポイントをリリースしてみて、その変化からまた仮説を考えていくことが大切なのかなと思います。

 

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