今回は触れる前に気をつけなければいけない事を紹介します。
触れるときに気をつける事は結構意識しやすいと思いますが、実は触れることは触れる前から始まっています。
触れる前に気をつけるべきことそれは、、、
自分の手の温度です!!
自分の手の温度気にしてますか?
触れる気ときに気をつけるべき重要なポイントがこの手の温度であると思っています。
温度覚と言うのは痛覚と同じ感覚経路なので、
刺激としては触圧覚と比べると強いものになりやすく、
程度によっては嫌悪刺激になりやすいのではないかと思います。
特にこれから寒くなってきたこの時期、冷え性の方は要注意ですね。
つまり、相手の状況に応じて丁度いい温度は異なるのでしっかり相手の状態を考えておくことが重要であると思います。
リハビリ職種は手が冷えやすい!?
理学療法士や作業療法士、言語聴覚士などのリハビリ職種や看護師や介護士などは
手が冷えやい職種であると思います。
ほらよく言いますよね
「心があったかい人は手が冷たいんですよ(笑」
冗談は置いてさておき、
僕らはリハビリや処置後には必ず手指衛生で手洗いを行います。
最近は「一患者一手洗い」ではなく、「一行為一手洗い」と言われているので、その重要性がわかると思います。
特にこの時期はインフルエンザやノロウイルスが流行りだすので、手指衛生はとても重要です。
気温が低いこの時期はこの手洗いによる冷たい流水によって、手が毎回いい感じに冷やされてしまう訳です。
かといって、手洗いをやめられるかといえばそれは無理なことで、感染予防の観点からいうと確実に行わなければいけないことです。
訪問リハビリの人はさらに手が冷えやすい!?
ただでさえリハビリ職種は手が冷えやすいと言うのに、
訪問で在宅を回ってるリハビリ職種の人は外の気温が低いのもあり、
さらに冷えやすい状況であるといえます。
特に自転車や原付バイクで訪問している人は、次の訪問先に着く頃には指先まで冷え切ってしまうことでしょう、、、。
仮に施術などで直接的に触れることが少ない状況だったとしても、
血圧を測ったり、動作の介助などで利用者さんに触れることは多いので、
手が冷たいのは、やはり致命的であると思います。
手が冷たいときの対処法
僕が院内にいたときは、お湯がでる水道で手を洗うようにしたり、ホットパックの容器に手をつけたりとしていました。
まぁ単純な方法ですが、単純ゆえに効果的であると思います。
院内でそういった環境がある場合は、試して見てください。
それ以外の方法としては、
僕は手のひらを合わせて手の感覚に意識を向けるようにすると手が温かくなる気がしていたので、
合間の時間は手を合わせて手が冷たくならないようにしていました。
手の感覚と言われても抽象的すぎると思うので、僕は骨動を感じるように意識をしていました。
参考図書
骨動を感じる練習は今でもしているんですが、訪問に出てからは中々これだけでは手が温かくならないので他にも工夫が必要だと思います。
訪問リハビリで手が冷えないようにする工夫 〜手袋をする〜
めっちゃ当たり前なことですが、この時期にやはり手袋は外せません。
特にバイクで移動する僕の場合、手袋のあるないは死活問題です。
僕のようにバイクで移動する方に言いたいのは、
「バイクに乗るんだったら、ただの手袋ではダメだ」と言うことです。
なぜかってバイクだとかなり風が身体に当たります。そのため、普通の手袋していても、風を通す記事であればどれだけ温かい素材でも風ですぐに冷やされてしまいます。
かといって、バイク用のグローブは少し値段が張るしそこまでする必要あるかなーと言う人へ僕がオススメするのは、スキー・スノーボード用のグローブですね。
僕が使っているのはこれではありませんが、
スキー用品のものを使用しています。
僕は学生時代からバイクに(といっても原付ですが)乗っていますが、バイク用のグローブは買ったことがありません。
実際スキー用品のものは撥水効果も高いため、ちょっとした雨なんかでも濡れたりしないので安心です。
スキー用品も値段がピンキリですが、安いものも結構出回っているのでオススメです。
バイク使用歴10年以上の僕が言うのだから、結構使えるんじゃないかなと勝手に思っています。
最後に
実はこの記事、
ただバイクに乗るときのグローブを紹介したかっただけなんですよね(笑
期待して読んでくれた皆さんには申し訳ない。
でも手の温度を気にすることは、触れる職業である僕たちは気をつけておくべきところであると思うのでこれを機に明日からちょっと注意して見てください。
患者さんの反応が少し変わるかもしれません。