トリガーポイントを使った大腿筋膜張筋の簡単なほぐし方

トリガーポイント

今回は大腿筋膜張筋のほぐし方を紹介していきます。

 

大腿筋膜張筋はどっちかというと、中臀筋などが働きにくい・筋力低下をしているときに代償的に働いてしまう厄介者のような扱いを受けている筋肉ですが、、、(完全に個人の偏見ですw)

 

過剰使用を抑制する為には、大元の筋力低下ないし働きにくくなっている筋肉の活性化が必要ですが、ただ闇雲に筋力強化をするより、過剰使用になってしまっている筋肉をほぐして生きながらの方がより効果的であると思います。

 

それ以外にも下肢、特に大腿部の痛みには結構関連があると筋肉です。

この機会に是非ほぐし方を知って下さい!ではどうぞ!

 

大腿筋膜張筋の解剖

©teamLabBody-3D Motion Human Anatomy

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大腿筋膜張筋は筋単体で見るとそこまで大きい筋肉ではないのですが、腸脛靭帯に付着しているため、軟部組織全体で見ると下腿部まで広がっている大きな組織になります。

起始:腸骨稜外側部、上前腸骨棘

停止:腸脛靭帯を介して腓骨

作用:股関節の内旋、股関節の屈曲、股関節の外転の補助

 

過剰使用のパターン

個人的な経験ですが、大腿筋膜張筋の不使用のパターンはあまり経験がありません。

 

 

過剰使用のパターンとしては、主に中臀筋の筋力低下に伴う股関節外転の代償として使用されるパターンが有名だと思います。

 

過剰使用となりやすい姿勢としては、股関節を過度に屈曲した状態で側臥位を長時間取っていたりすると、筋が短縮位で固まりやすくなります。するとその後起き上がったり、寝返りしたりするときに痛みが出やすくなります。

 

他には大腿筋膜張筋は腸腰筋と筋膜の綱が繋がりがあると言われているので、腸腰筋の機能不全などがあると、大腿筋膜張筋が代償的に働き過剰使用となることも予想されます。

 

 

また過剰使用のパターンとは異なりますが、回復期の患者さんの中には、大腿骨の骨折や変形性股関節症などに対する手術で大腿外側部を切開する場合、筋の循環不全を起こしやすくトリガーポイントを形成しやすくなると思います。

 

大腿筋膜張筋の関連痛

©teamLabBody-3D Motion Human Anatomy

大腿筋膜張筋の関連痛としては、主に大腿外側にかけて疼痛を引き起こします。補足ですが、大腿筋膜張筋のの関連痛の領域に外側広筋があります。

 

そのため、大腿筋膜張筋の関連痛から外側広筋のトリガーポイントが活性化し、外側広筋の関連痛領域である膝関節外側の疼痛を間接的に引き起こすことがあります。

詳しくはこちらを参考してください。

アナトミー・トレインの知識を使って、トリガーポイントを「楽」に見つける方法
どうも! 脱力系理学療法士のおはぎです! 今回はトリガーポイントを見つけやすくするための提案ができたらなと思います。 トリガーポイントをリリースしてるのに...
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関連痛以外の痛み・症状について

下肢の開排動作(股関節の屈曲・外転・外旋の複合運動)時に痛みが出ている場合などは大腿筋膜張筋の硬さが原因であることが多い印象です。

 

大腿筋膜張筋はアナトミー・トレインにおけるスパイラルライン(SPL)で、ハムストリングスと連動して骨盤の前後傾の傾きを調整する要因となっています。

 

そのため立位姿勢で骨盤が過度に前傾しているケースなども大腿筋膜張筋の硬さが原因であることがあります。

 

 

大腿筋膜張筋のほぐすポイント

©teamLabBody-3D Motion Human Anatomy

大腿筋膜張筋や腸脛靭帯をほぐしていくポイントとしては、筋肉をしっかりとほぐすことです。(←当たり前だ)

 

大腿筋膜張筋の柔軟性が低下している人でも硬さを訴えるところや関連痛が出現するところが、腸脛靭帯に沿って症状が出てくるため、ついつい腸脛靭帯をほぐそうとしてしまいがちになります。

 

しかし、靭帯の役割というのはその張力を持って関節などを安定させるものです。筋の場合はそれ単体で収縮することができますし、収縮効率を高めるためには筋がある程度緩んでいることが重要になりますが、靭帯の場合は基本緩んではいけないものであると思います。

 

そのため過度に伸ばしたりすることは個人的にはあまりオススメしませんし、私は基本的にはしません。

 

腸脛靭帯の硬さをとるときにも大腿筋膜張筋をしっかりとほぐすことが重要になると思いますので主に骨盤周辺(特に上前腸骨棘周囲)をしっかりとほぐすようにしていくと良いと思います。オススメの方法は筋自体がそんなに大きくないので、虚血性圧迫がピンポイントで圧迫できて効率が良いと思っています。

 

最後に

今回は大腿筋膜張筋のほぐし方について、筋の概要とともにお伝えしました。

 

最近になってからですが、意外とこの筋が原因で荷重時にうまく重心が移動できなかったりしますし、開排動作に制限が出ることで下衣の更衣動作がやりにくくなったりしているんじゃないかと考えています。

 

日頃からこの筋の硬さも気にかけてあげてください(笑

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