リハビリにおいての卒業とは〜行動変容について〜

リハビリ関連
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現在私は今後の自身のテーマとして

「行動変容を促す徒手的アプローチ」を形にすることを勝手に挙げているのですが

 

そのためにまずは行動変容って一体なんなんだ?ということを一旦考えていかなければならないと思います。

 

今回はみなさんと「行動変容」について考えていきたいなと思います。

ではどうぞ!

 

行動変容とは

行動変容とは、行動を変容する(変える)というそのままの意味なんですけど(笑

 

改めて色々調べて見ると、糖尿病などの生活習慣病や、禁煙指導などの時に行動変容ステージモデルとして使用されていることが多いです。

 

行動変容ステージモデルとは

以下引用

1980年代前半に禁煙の研究から導かれたモデルですが、その後食事や運動をはじめ、いろいろな健康に関する行動について幅広く研究と実践が進められています。

引用:https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/exercise/s-07-001.html

 

 

行動変容ステージモデルでは、人が行動を変える場合は「無関心期」→「関心期」→「準備期」→「実行期」→「維持期」の5つのステージを通ると考えます。行動変容のステージをひとつでも先に進むには、その人が今どのステージにいるかを把握し、それぞれのステージに合わせた働きかけが必要になります。

引用:https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/exercise-summaries/s-07

 

行動変容は上記のような、生活習慣病や喫煙などの生活スタイルの問題から生じるような疾患・症状に対して使用されていることが多いようです。

 

確かに生活習慣病などは、名前の通り生活習慣からくる病気なので治療方法も生活習慣を見直すことが重要になります。

 

言葉で言うのは簡単なんですが、この生活習慣を見直すってことが非常に難しいんですね。

 

 

その際にこのモデルを使用することで、今その人が時期にいて、どんな促し方が必要なのかを客観視することができると言うわけですね。

 

各ステージにおける促しかたの違い

各ステージごとに時期があって、

  • 無関心期:6ヶ月以内に行動する気がない時期
  • 関心期:6ヶ月以内に行動を変えようと思っている時期
  • 準備期:1ヶ月以内に行動を変えようと思っている時期
  • 実行期:行動を変えてから6ヶ月未満の時期
  • 維持期:行動を変えてから6ヶ月以上の時期

を指します。

無関心期の場合

この時期には、まず「よっしゃやったろう!」って言う気持ちにさせないといけないので、「これをするとこんないいことがありますよ〜」といったメリットの定時が必要になります。また本人も「この状況をなんとかしなきゃ」と言う気持ちになっていく必要があります。

 

関心期の場合

この時期には、「実際に運動したら〜のようになる」と言う具体的なイメージを持って行けることが重要であるとされています。

 

準備期の場合

よし!これから頑張るぞ!

これならいける!

 

という自信を持たせていき、自分で意思決定を促す時期です。

 

実行期の場合

行動を続けられるように、周囲の環境を調整したり報酬を与えるなどして、行動を強化していくことが重要であると言えます。

 

維持期の場合

維持期も同様に行動が継続してくように援助していく必要があると思います。この時期には、行動の動機つけを外的要因から内的要因へ移行させていく必要があると思います。

 

行動変容のステージの進み方

行動変容のステージというのは、無関心期から維持期に向けて一方通行で進んでいるのではありません。

困ったことに、行動変容のステージは一度次のステージに進んだとしても、何かしらの理由で前のステージに戻ってしまうこともあります。

そのため、実行期に移行したからといって、その後何もしなければ準備期・関心期へ戻ってしまうこともあるため注意が必要です。

リハビリ場面での行動変容

リハビリの場面においても、行動変容は重要であると思います。

リハビリ場面で病院内では

 

「自宅復帰できるように歩けるようになりましょう」

 

訪問リハビリでも

 

「家の中で安全に過ごせるように運動していきましょう」

 

というように、目標に向かって動作の獲得や行動範囲の拡大などを行っていきます。

 

基本的にリハビリというのは、期限が決まっているため、一生続けていくことはできないと思います。

(中には、かなり長いこと継続されている方も例外としてはいます。)

 

そのため期限が来る。目標が達成される。などでリハビリは終了になります。

 

じゃあその後その患者さん・利用者さんはどうなるでしょうか?

 

「リハビリがないとまた動けなくなっちゃうかもしれない」

 

みたいな不安がある状態でリハビリを終了してしまうと、その後また動かなくなり、また介助やリハビリが必要な状態に逆戻りしてしまうかもしれません。

 

リハビリを終了するときには、その人が自身で自分の身体のことを考えて、自分の意思で健康維持に務めることができる状態になっていることが理想的であると私は思います。

 

私の目指すもの〜リハビリのゴール〜

つまり、私の考えるリハビリのゴールは、歩けるようになったり、筋力、可動域の改善ではなく、患者さん・利用者さんが自身の身体の状態を把握し、より良くなるように、自身で行動できるようになる事です!

 

ただ筋力の回復や可動域の改善、歩行が可能になることなどは行動変容を起こすために必要不可欠なものであるとも思います。

 

行動変容を促すためは自己効力感、目標設定、気づきが必要です。

自分の身体の変化を気づかせるためには、例えば「歩きにくかったものが歩きやすくなる。」「痛かった膝が痛くなくなる」など、身体が良くなってしまえば一番わかりやすく身体の変化に気づくことができるし、その変化が良いものであれば、「今までやれなかったことができるかもしれない!」と行動を変えるきっかけになると思っています。

 

最後に

今回は行動変容について、その概要とリハビリ場面での重要性を個人的な意見を含めて書いてみました。

 

生活習慣病に限らず、整形疾患や中枢疾患の方においても、行動変容は必要だと思います。

 

個人的には

「リハビリのおかげで良くなりました!」

より

「もうリハビリはなくても大丈夫そうです」

と言われた方が嬉しいです。

 

極論的には、リハビリじゃないところで良くなってほしいと思っています。もちろん良くなるきっかけに私たちセラピストが介入していきたいとは思いますが、あくまでもきっかけでありたいと思う今日この頃でした。

 

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