「楽」な姿勢の作り方

リハビリ関連
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リハビリではよく姿勢を修正することで、患者さんの問題点に対してアプローチを行うことがあります。

 

ですが姿勢の修正と一言で言っても内容はその他人事で異なるのでその分複雑化してしまいます。

 

ですが、自分の中で一つ指標を持っているだけでも修正の方法はかなりシンプルにすることができます。今回はその内容を紹介していきます。

姿勢とは

以下引用

姿勢(しせい)とは、重力に対して、バランスを取っている時のの姿である。

見た目の格好、立ち姿等の目に見える姿形をさすだけではなく、その人の心構え、気持ち、気構えや決意をこの言葉で代用する事がある(例:「姿勢が問われる」「どのような姿勢で臨んだのだろうか」等)。

引用:Wikipedia

今回は心構えなどは置いといて、体の姿である「姿勢」について私なりの考え方も踏まえて開いていきたいと思います。

姿勢について〜私の考え方〜

皆さんの思う良い姿勢とはなんですか?

自衛隊員の様な背筋のビシッとした姿勢でしょうか?

skeeze / Pixabay

 

 

モデルさんの様な背筋の通った姿勢でしょうか?

polocanon7d / Pixabay

確かにこれらの姿勢は見た目が良くて、良い姿勢として見られている事が多いと思います。

でも、

それは「見た目」のだけであって、

見た目の良い姿勢=健康に良い姿勢という訳ではありません。

良い姿勢とは何か?

姿勢の良し悪しというのは、文化的なものでも異なってきますし、その人の感性で結構変わってしまうものです。

 

そのため極論としては、なんでもありなんですね。

 

ですが、健康的な姿勢かどうかやその姿勢が痛みを引き起こす原因となっていないかなどはある程度条件があると思います。

 

ちなみに私が良いと思う姿勢の基準は機能的に適しているかという事を重要視しています。

 

機能的な姿勢を作る意識は「楽」!?

私は仕事柄、姿勢に関してもアプローチや助言をする事がありますが、

その時に大体お伝えする事が、

 

「自分が楽な姿勢で立って下さい」

 

と言うようにしています。

 

なんで楽に立つ事が大事なのかは、野口三千三先生の書籍のこの文を見ていただくと良いと思います。

以下引用

最大限の力を出し、最高速度や持久力を求めるためには、それぞれの瞬間には、全身の筋肉のうち、少なくとも半数の筋肉を完全に休ませていなければならない。
引用:原初生命体としての人間 野口体操の理論

 

楽に立つことができている=次に動くときに十分筋力を使えるということになるため、動くときも楽に動けることにつながると考えています。

 

ただ何も修正していない状態だと、今まで使っている固定された運動パターンで立ってしまうので機能的な姿勢とは言えません。

 

そのため、いくつかアプローチしてからという事になります。

 

姿勢を整えてみよう〜まずは簡単な意識から〜

 

自分で姿勢を意識したい時は、脛骨直下への荷重を意識することがとても大切であると感じています。

 

脛骨直下への意識は武術家であり、科学者 でもある高岡英夫先生が提案しています。

高岡 英夫(たかおか ひでお、1948年-)は、日本の研究者・著述家・企業経営者・武術家。千葉県生まれ。東京大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了。株式会社運動科学総合研究所所長、NPO法人日本ゆる協会理事長を務める。ゆる体操を提唱。

引用:Wikipedia

 

高岡先生の書籍では、「ウナ」と呼ばれています。

 

案外皆さんの認識ではしっかり立つ事が母趾球で踏む事になりやすいので、

 

荷重位置の修正は結構効果があると感じてます。

 

私が患者さん・利用者さんに行う場合、一度骨盤や脊柱といった身体の中心の部分が動くようにアプローチします。

 

その後に、下肢へのアプローチも加えて行った後に、先程の荷重意識をしてもらったりします。

 

「ウナ」で立つことで、身体全体を骨で支える感覚が身につくので、周りのいらない筋肉の緊張が取れてくると思います。意識するだけでも結構変わりますのでぜひ試してみてください。

最後に

今回自身で姿勢分析をまとめて整理してみて、改めて「楽」であることがいかに大切であるかを再認識いたしました。

 

先ほども書きましたが、「次頑張れるのは、今休んでいる筋肉だけ」なのです。

リハビリって結構患者さん・利用者さんを「いかに頑張らせるか」みたいな風潮があるように思うんです。

一部のデイサービスなどではパワーリハビリが最近流行っています。それが間違っているとは思いませんが、常に頑張ることが正しくて、楽にしていることが間違っているということは絶対にないと思います。

 

でも実際頑張らせれば頑張らせるだけ、次に動ける可能性をどんどん減らしてしまいます

 

 

もちろん頑張らなければいけない場面もあるのは間違いないですが、「本当に今そこは頑張らなければならない状態なのか?」ということは常に自問自答していきたいと思います。

 

少なくとも安静時の姿勢に関しては「楽」であることが重要だと思っています。

まとめ

  • 見た目が良い姿勢=健康的な姿勢ではありません。
  • 健康的な姿勢を意識するには「楽」を意識しよう!
  • 「楽」をする事は怠けているわけではありません!
  • 次の動作を頑張るために、今この時の姿勢を「楽」にしましょう!

参考にしてみてください。
今回は以上になります。

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