トリガーポイントには今までの知識を「繋げる」力がある!

トリガーポイント
lourdesnique / Pixabay

先月の末に理学療法士・作業療法士の国家試験が終わりましたね(もうだいぶ経つけど、、、笑)

 

また来月からは新年度ということでうちの病院にも新人が入ってくることと思います。

 

個人的にこの時期は、毎年施設間の異動とかでそわそわする時期なので精神衛生上あまりよくありません(笑

 

 

そんな話はさておき、今回は就職したら何を勉強しようか悩んでいる新人セラピストの方にトリガーポイントをオススメしますよという内容です。

 

トリガーポイントについてはこちらをどうぞ

筋膜リリースを「楽」にするトリガーポイントの知識
筋膜リリースという言葉はかなり一般化しつつあり、リハビリ職種やトレーナー以外の一般の人でも言葉は聞いたことがあるという人が増えてきているように感じます。 今回は筋膜リリースについての紹介です。 一般的に言われてい...

学生時代の勉強の特徴

学生時代の勉強は基本的に経験が伴わないから暗記になりやすいと思います。

記憶というのは、最初は短期記憶に保存されますが、繰り返し続けていくと長期記憶に保存されます。それ以降はなかなか忘れなくなるのですが、この長期記憶にする上で大切なのが、経験だと思います

 

長期記憶はエピソード記憶とも呼ばれています。

エピソード記憶とは
以下引用

エピソード記憶とは、「個人が経験した出来事に関する記憶」で、例えば、昨日の夕食をどこで誰と何を食べたかというような記憶に相当する。エピソード記憶は、その出来事の内容 (「何」を経験したか)に加えて、出来事を経験したときのさまざまな付随情報(周囲の環境すなわち時間・空間的文脈、あるいはそのときの自己の身体的・心理的状態など)と共に記憶されていることが重要な特徴である [2] [3] [4] [5]

臨床的枠組みにおいて、「記憶」という用語はエピソード記憶を指して用いられることが多く、記憶障害という場合は、通常エピソード記憶の障害を指している。

引用:脳科学辞典

つまり自身の経験によって記憶が保持されるわけです。

 

 

皆さんも学校で覚えた事って結構忘れるけど、実習でバイザーから教えてもらった事って案外覚えてたりしませんか?

 

あとは担当させてもらったケースの患者さんの疾患の事とかは実習が終わってもずっと覚えてたりしますよね?

学校で学んだことは実際にその知識を使う場所がないので、放っておくとどんどん知識は忘れていきます。それはまだその知識が短期記憶で留まっているからです。

 

 

新人のうちにトリガーポイントの知識を知っておくと良い

 

自分がトリガーポイントを知ったのが臨床4年目くらいです。

新人の頃は、

 

よしこれからは色々と患者さんのために勉強していくぞ!

 

と張り切っていたので、色々と書籍を読んだりして主に徒手療法の勉強などを中心にしていました。

 

 

よく言われるのが、

 

 

「基礎が大切だから今のうちに基礎的な知識を勉強しておけよ」

 

 

私も同じような事を言われたことがありますし、入社してすぐ先輩に

 

「どんな手技を学んだらいいですか?」って聞いたことがあるのですが、

 

「そんな必殺技覚えなくてええわ。大事なのは解剖学と運動学だから」

 

と言われたことがあります。

 

確かに運動学は直接運動療法に使用したりするので、まだ勉強のやりがいがあるのですが、正直解剖学とか生理学という基本的な知識というのは、

 

いや国試勉強で散々やったよ

 

 

った思ってたので、なかなか手につきにくかったです。

 

それよりも試験のための勉強じゃなくてもっと実践的な勉強がしたいと思っていました。

今思えば、解剖学など基礎的な知識が一番実践的に使えるものだったと思うのですが、最初はそれがわからないんですよねー。

 

解剖学や運動学が大事だと思うようになったのは、私がトリガーポイントを知った後でした。

トリガーポイントを学んだことで、

 

あっ解剖学ってこうやって使うんだ!

 

という発見があったのと同時に、学生時代覚えていた解剖学の知識がうろ覚えになっていたことにも気づきました。(汗

 

 

やはり日頃の勉強している内容や使っている手技などを、いかに基礎的な知識のレベルで理解しているかが大切なんだなと思いました。

 

参考

けっちょさんの記事
https://kettyo.com/post-208

2年目らしいですが、日々自己研鑽されて素晴らしいと思います。
私も見習わなければ(汗

 

トリガーポイントを使って今ある知識の使い方を覚えよう

トリガーポイントとは要は筋線維の短縮している部分のことです。

 

そしてトリガーポイントをリリースするときは虚血性圧迫横断マッサージ(筋繊維に対して垂直方向へフリクションする)を中心に行うことが多いので、筋線維がどういう走行をしているのか理解していると比較的「楽」にリリースすることができると思います。

 

またトリガーポイントは筋線維種類(紡錘筋や羽状筋など)によって出来方が異なります。これは結構うろ覚えになりやすいのですが、これを知っているとトリガーポイントのリリースをするときにフリクションをかける指の向きなどがわかりやすいので知っておくととても良いと思います。

 

トリガーポイントのリリースは特に難しい方法ではないので、筋の起始停止、走行、筋の種類、作用くらいまでが分かって入れば、ある程度使えるものであると思っています。てか私がそれくらいしか分かってないけどなんとか臨床でも効果があると感じているので大丈夫です。笑

 

なんか書き出すと難しそうだぞと思うかもしれませんが、これって学生時代にみんなやっていることですよね?

 

そして私をはじめ、みなさん学生時代に学校で理学療法士になるために、筋の走行や形を必死になって頭に叩き込んだと思います。

 

意外と新しい手技など知らなくても、学生時代に積み上げてきた知識だけでも使い方次第で、かなり強い武器になると思います。

 

最後に 〜知識を自分の武器にしよう〜

これから理学療法士・作業療法士になる方や新人の方は今このとき頭に入っているうちにその知識をどうやって使うのかを知っておくと、せっかく入れた知識が無駄にならなくて済むと思います。

 

自分が将来進みたい方向によっては学生時代に覚えたものも使わないことはあるかもしれませんが、筋の走行や作用なんかはどこでも使うことが多いので、トリガーポイントを使って今ある知識を自分の武器にしてみてはいかがでしょうか?

 

実際に今自分の持っている知識で変化が出せたりすると、それだけで臨床は「楽しく」なります。また、それをきっかけにより深い知識を学んでみたり、新しい手技にチャレンジしたりすればいいのかなと思っています。

 

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