アナトミー・トレインの知識を使って、トリガーポイントを「楽」に見つける方法

トリガーポイント
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どうも!

脱力系理学療法士のおはぎです!

 

 

 

今回はトリガーポイントを見つけやすくするための提案ができたらなと思います。

 

 

トリガーポイントをリリースしてるのに症状が変わらない?

 

トリガーポイントをリリースしても、症状が残存する。もしくは次の日には戻ってるということは私を含めリハビリスタッフなら経験がある事と思います。

 

「リハビリした後は調子がいいんだけど、次の日になるとまた調子が悪くなっちゃうんですよ」

 

こんな話はよく私も患者さんから言われたりします。

 

効果が持続しない・変化が無い理由は様々なものがあり、日頃の姿勢動作の癖によるものもあると思いますがそれ以外にも原因があります。

 

 

それはサテライト・トリガーポイントキー・トリガーポイントの影響です。

 

サテライト?キー?

サテライト・トリガーポイントとは

サテライト・トリガーポイントとはキー・トリガーポイントにより活性化してしまっているトリガーポイントの事です。

サテライト・トリガーポイントはキー・トリガーポイントの関連痛領域に形成されるため、仮にサテライト・トリガーポイントをリリースしたとしても症状が改善しない、もしくは効果が持続しないと言ったことになります。

 

キー・トリガーポイントとは

 

キー・トリガーポイントとはその名の通り、症状を訴えている元になるトリガーポイントの事です。

 

基本的には症状のあるサテライト・トリガーポイントよりも近位(中枢側)に存在すると言われています。

 

このキー・トリガーポイントの厄介なところは、キー・トリガーポイントの症状は、この時点ではまだ明確な症状として訴えていない事があるというところです。そのため、問診で症状を確認しても対象となりうる筋を取りこぼしてしまう可能性があります。

 

そのため症状の軽快が図れない場合、このキー・トリガーポイントをリリースできていない可能性があるので、なるべく取りこぼしの無いようにしていかなければならないのですが、キー・トリガーポイントは症状から推測が難しいので、かなり探すのが難しいと感じています

 

そこで今回はキー・トリガーポイントの探すときのポイントを紹介していきたいと思います。

 

 

キートリガーポイントの探し方

一番確実な方法は、キー・トリガーポイントの関連痛領域から考える場合です。

そのため 基本的には症状を訴えているトリガーポイントのある領域を関連痛領域にもつより中枢側にあるトリガーポイントを探していく事になります。

 

、、、。

 

 

今自分で書いてても頭がこんがらがりました。(汗

 

例を挙げると、大腿直筋のトリガーポイントにより、膝の痛みを訴えている方がいるとします。しかし、その大腿直筋のトリガーポイントを作った原因自体は腸腰筋のトリガーポイントによる関連痛だったという感じです。(←伝わりますかね?)

 

 

そのため、各筋肉ごとの関連痛のエリアをかなり把握しておかなければならないのでぶっちゃけ難しいですし、私も全然覚えていません(汗

 

すぐに教科書を持ち出して調べたりできる環境なら良いのですが、私の場合は病棟のベッドでリハビリしたりする場合もあるので、常時持ち歩くのは不可能ですし、そういう方は多いのでは無いかなとも思います。

 

しかしトリガーポイントの知識に加えて、アナトミー・トレインの知識が少しあるだけで、キートリガーポイントを探すのが少し「楽」になるのではないかと思います。

 

アナトミー・トレインの知識を使ってキー・トリガーポイントを見つける

アナトミー・トレインの概要は以前記事にしていますのでよろしければ見てください!

アナトミートレインを意識して、全身の繋がりを「楽」に捉えよう。
今はまさに筋膜ブームと言わんばかりに様々な書籍が出ています。 そんな中、リハビリの分野ではその筋膜の繋がりを比較的簡単に表してくれている概念があります。 それが アナトミートレインです。 アナトミートレインと...

 

基本的にはトリガーポイントは筋繊維の中央にできやすいとされています。

 

アナトミー・トレインのラインを意識することで、1つのトリガーポイントからより近位の筋へのつながりが理解できます。

 

アナトミー・トレインのラインからキー・トリガーポイントを見つける方法は、先に書いた関連痛領域から推測する方法とは少し違います

 

関連痛で推測する場合、筋の深さや力学的なストレスの有無などは考慮していないので、運動学的な視点であったり、姿勢分析などの解剖学的な知識などでは解釈できない部分も多いです。

もちろん解釈できないからと言って、その評価が間違っている価値が低いというわけではありません。しかし患者さんにリハビリを提供する側としては、なるべく根拠に基づいて介入をしなければなりませんし、解釈が曖昧なまま続けていくと当てずっぽうなアプローチになってしまうので成長もありません。

 

アナトミー・トレインでは主に張力を伝達するので、キー・トリガーポイントによって短縮した筋がライン上の別の筋の緊張に影響を与え、サテライト・トリガーポイントを形成すると考えることができます。

 

 

そのため姿勢や、運動学的な観点からも考えることができるので、よりキー・トリガーポイントの場所を予測しやすいですし、その予測もより具体的な根拠を持って説明することができます。

 

例:大腿後面の疼痛で考えてみる

例えば下肢後面の疼痛を例にしてみます。大腿後面の疼痛は主にハムストリングスのトリガーポイントで出現します。アナトミー・トレインではハムストリングスはSBLSPLに属する筋肉です。そのため、もしハムストリングスのリリースをしても症状が変わらない場合、キー・トリガーポイントを探す時はライン上の筋肉でかつ、より近位の脊柱起立筋多裂筋をリリースすることで症状の軽減が得られるのではないかと思います。

 

最後に

今回はアナトミートレインの知識を使うことで、キー・トリガーポイントの探すことを少し「楽」にできるのではないかと思い、紹介させていただきました。

 

トリガーポイントのとっつきにくいところとして、関連痛のみで判断してしまい根拠に乏しいところかなと思います。ですがアナトミー・トレイン以外でも私たち理学療法士の得意とする姿勢分析・動作分析の観点からもトリガーポイントを推測することは可能であると思うので、これからも自身で経験したことも踏まえ、紹介していきたいともいます。

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