姿勢分析からトリガーポイントを「楽」に見つける方法

トリガーポイント
Keifit / Pixabay

どうも!

脱力系理学療法士のおはぎです!

 

トリガーポイントの少し応用的な使用の仕方の紹介をしていきたいと思います。

 

トリガーポイントの概要については以前の記事をご覧ください!

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症状の訴えだけじゃわからないこともある

 

トリガーポイントの一番の利点は、症状を訴えている部位によって対象になる筋肉が明確だというところだと思います。

 

 

そのため「問診」がかなり重要な役割を占めるわけです。

私も初めて診させていただく患者さんは情報収集に結構時間を使います。

入職当時は正直あまり問診の重要性を感じていなかったのですが(←とんだマヌケです)、ここ最近本当に「聴く」という事がとても重要であると感じています。

 

ですがやはり話を聴くだけでは、いまいち症状がはっきりしない人も結構いるんですよね。

 

 

例えば、よくいるのは認知機能の低下があり症状の訴えが曖昧である場合や痛みが強すぎて場所なんかわかんねーよ!という場合もあります(汗

 

 

個人的な意見ですが、そもそも痛みのある方に対してあまり痛みについて詳しく聞きすぎるのはどうかなと思うところもあります。

 

案外患者さんは痛みを忘れていたのにこちらが聞くことによって、痛みを思い出してしまうこともあると感じています。こちらが介入前後の変化が気になるがあまり、患者さんを逆に苦しめてしまう場合があるかもしれません。そういったオ○ニーリハビリにならないように気をつけたいですね。

私は痛みを取る事を目的にするのではなく、患者さん・利用者さんがその人らしい生活に戻るための手段として痛みをとるということを選択できるように日々知識・技術を学んでいきたいと思います。

 

というわけで、なるべく問診でも痛みについて考えさせたくないなという場合はトリガーポイントの利点である症状から筋肉を推測することができません。

 

実際ある程度場所さえわかれば、触りながら予想される筋肉に対してしらみ潰しに硬結部位を探していくローラー作戦もありなのですが、それでは時間がかかってしまう場合がありますし、自身の経験値になりにくいと思います。

 

痛みが軽度な時や、患者さん自身が結構動ける場合は筋肉に一つずつアプローチしてみて痛みが取れるのかをその都度動いて確認したりもできますが、それは相手側の負担も大きのであまり使えるときも多くありません。

 

その場合はやはり、運動学的な視点医学的知識を駆使して対象となる筋肉を見つけていかなければなりません。

 

 

そんな時に普段から私たちがしている姿勢分析が有効であったりします。

 

姿勢分析でトリガーポイントを見つける?

姿勢分析を行うことでどうやってトリガーポイントのある場所を予測するのか。

 

これはまず姿勢の何を観るのかという話になるのですが、基本的には身体質量中心の位置非代償のパターンを取っている関節がどこにあるのかを観察することが重要であると思います。

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これを利用して、質量中心の偏りや関節の拘束部位を見つけることができればその周囲の筋肉にトリガーポイントがある可能性があります。

 

余談ですが、今回は姿勢分析からトリガーポイントを予測するわけなんですが、逆にトリガーポイント形成している筋肉がわかっていれば、そこから姿勢を予測することもできます。トリガーポイントを沈静化させた後にも症状が戻る場合は、トリガーポイントを活性化させている姿勢自体にもアプローチしていかなければならないと思います。

 

身体質量中心の偏位から予測する方法

身体質量中心の偏位からトリガーポイントを予測する方法ですが、安静時に質量中心が偏位している場合意図的に動かした場合に動かしにくい場合とで見つけることができると思います。

例えば安静時に身体質量中心が右側へ偏位している場合は、考えられることとして質量中心を移動させる要素の問題とそれを妨げている要素の問題とがあると思います。

 

質量中心を移動させる要素は基本的に立位であれば上半身の質量中心が主に動くため、主に脊柱周囲の筋肉が関係している可能性が高いと考えます。

 

上半身の質量中心が意識的に動かせない場合は脊柱周囲の筋群に加えて、僧帽筋や広背筋などのアウターマッスルと言われるような大きい筋肉も可能性に上がってくると考えます。

 

そのほかにも荷重がかかった際の寛骨の前方回旋を見たり、股関節の内外転の有無で下肢が荷重を支えられているかなどでも予測が可能であると思います。

 

関節の拘束部位から予測する方法

これは言ってしまえばそのままなんですが、立位においては関節は単独では動くことは無く転倒しない事を前提に関節が協調して動いています

 

そのため、例えば足関節が背屈していれば転倒しないように膝関節は少なからず屈曲して前に傾いた重心を後ろに戻そうとします

 

この反応が普通は起きるのですが、この時に膝関節が屈曲していない場合というのは普通はあり得ないと思います。なのでもしこの場合で膝関節が屈曲していなかったり、屈曲が軽度の場合は、膝関節の屈曲を妨げる要素(大腿四頭筋など)にトリガーポイントがある可能性があると思います。

 

最後に

 

今回は症状の訴えでは判断できない場合のトリガーポイントの見つけ方を姿勢分析を用いて紹介しました。

 

おそらくトリガーポイントの知識がない方でも姿勢分析で問題点を見つけていく場合は同じような思考過程で行なっているとは思いますが、そこにトリガーポイントを加えていただくだけで、アプローチのバリエーションも増えると思います。

 

まとめ

  • トリガーポイントは症状の訴えだけでわからないこともある
  • 重心の偏位でトリガーポイントを予測してみる
  • 関節の拘束部位を確認することでトリガーポイントを予測してみる
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