訪問リハでも「触れること」って重要だと思う

雑感

リハビリにおいても介入する際に相手に「触れること」は少なからずみなさんしていると思います。

 

んでもってこの「触れる」ってことは個人的にすごい大事だと思うんです。

 

ですが私自身は訪問リハビリに異動になって最初は、意図的に「触れる」介入を極力避けていました。

僕も訪問リハビリに異動になっておおよそ半年経ちました。

 

 

最近やはり

 

「訪問リハビリでもやっぱり触れることって大事な介入だよな」

 

と改めて思うようになったので、在宅でのリハビリでの触れることの重要性を自分自身の気持ちの変化も合わせて書いていきたいと思います。

訪問リハビリと病院でのリハビリの違い

病院でのリハビリから訪問リハビリという在宅でのリハビリに異動になって、一番強く感じたことは

 

「患者さんは(利用者さん)はリハビリを受けにきているのではない」

 

ということです。

 

 

在宅でのリハビリというのは、当たり前ですが、利用者さんの自宅で行います。

 

 

今までは病院という、ホームでの試合経験しかしたことがない僕にとっては、利用者さんの自宅というアウェイの環境での試合は最初はとても緊張しました。

 

 

病院の場合、患者さんは自分の怪我や病気を治して、

 

「早く家に帰りたい」

「家で生活したい」

 

と思っておられます。

 

 

そのため、どうしても「リハスタッフ>患者」という形になりやすいと思います。

もちろん、最初から上から目線で対応するようなセラピストは少ないとは思いますが、、、。

でも

 

「自分では何もできないから、教えてもらわないと何もできない」

 

と受け身の患者さんは多いような気がします。

 

 

ただ在宅でのリハビリになってくると、利用者さんの自宅の中で行うわけですから、先ほどの力関係も

 

「セラピスト<利用者」

もしくは

「セラピスト=利用者」

 

となりやすいと思います。

 

在宅で行うリハビリの目標

在宅で行うリハビリの目標設定は、その人が在宅での生活をより良くしていくため、それぞれの利用者さんに個別に存在しています。

 

 

そんなこと当たり前やないか!

 

と突っ込まれるかと思いますが、

 

病院でのリハビリを中心にしていた僕にとっては、当たり前じゃなかったんです

 

もちろん院内のリハビリでもその人に合わせた目標設定はしていましたし、みなさんもしていることと思います。

 

ただその目標設定は「在宅に帰るため」の目標設定であったと、今は思っています。

別に在宅復帰を目標にすることが悪いわけではありません。入院している患者さんからしてみれば、元の住み慣れた家に帰ることがその時の一番の希望であることがほとんであると思うからです。

 

訪問リハビリはすでに「在宅復帰」という大きな目標を達成した状態で家で生活しているわけなので、

 

目標設定も当然「在宅復帰」ではないわけです。

 

リハビリに対しての依存を作らないように、、、

過去の記事では

 

「徒手的介入はどこでも必要だ!」

 

と自信満々に言っていましたが、

 

やはり「依存させてしまうかもしれない」という懸念もあり

 

 

徒手的な介入は積極的にはしていませんでした。

 

 

どちらかというと徒手的な介入を中心にした臨床展開を行ってきたので

 

 

今までの自分のスタイルが崩れてしまう感じがして、

 

 

正直心境は穏やかではなかったですね、、、w

リハビリって「触れない」ほうが価値があるのか?

訪問リハビリだけのことではありませんが、最近ではリハビリにも「マネジメント」が重要性だと言われています。

 

マネジメントとは

経営、管理、経営力、経営の方法、経営学、経営陣、経営者側、取り扱い、統御、操縦

引用:https://ejje.weblio.jp/content/management

リハビリにおいて使われる意味としては、「管理」という意味合いが多いかと思います。

リハビリマネジメントとは

リハビリテーションマネジメントは、調査(Survey)、計画(Plan)、実行(Do)、評価(Check)、改善(Action)のサイクル(SPDCAサイクル)構築の考えが基になっています。
利用者の心身機能などの状況を把握し、リハビリテーション計画を作成、計画内容に沿ったサービスの実践により得られた効果と結果を評価し、改善と計画の見直しを行うサイクルを継続的に実施することにより、リハビリテーションの質を高め、利用者の心身機能に効果的でバランスの取れたサービスを提供し続け、管理することが目的です。

引用:https://jp.moff.mobi/kaigo/kasan/114/

 

つまり利用者さんの、状態に合わせたサービスを常に評価し適切に調整していくということです。

 

回復期の病院でもこのリハビリマネジメントをしっかり行い、その時に最善の病棟安静度や福祉用具を選択して、早期からFIMを効率よく上げていこうと行った取り組みがされています。

 

 

この考えは非常に素晴らしいものであると思いますし、積極的に行っていくべきものであると思います。

 

 

しかし一方で、

マネジメント=「動いてもらうこと」「自主トレしてもらうこと」「訓練すること」と考えている方も少なくなく、

リハビリ=「運動」だと思っている方も正直いると思います。

 

 

リハビリマネジメントとは「いかに相手を運動させるか」というものになってしまい、

そういう方達からすると

「相手に触れる様なリハビリ」に対してあまりいいように思っていない人もいると思います。

 

 

またリハビリ業界(特に理学療法士)では昔から、

 

「マッサージはしない」

「揉んだら依存するからしないほうが良い」

 

のようなアンチ徒手療法者もいますんで、元からこの傾向はあったかもしれませんが。

 

そういう方達からすると、

「触れるリハビリ」よりも「触れないリハビリ」の方が、価値があり高度なものであると思っているかもしれません。

マネジメントをする上でも「触れること」は必要であると感じる

適切なマネジメントを行う上では、適切な評価が必要になるのは当たり前です。

 

 

その時に、その人の動きを見ただけで問題となる部位や動きの癖が瞬時にわかる人であれば、もしかしたら触れる必要なんかないのかもしれません。

 

 

ただそんな人はほとんどいないと思います。

 

 

やはり適切な評価をするためには、相手の状態を手で感じ、そこからの情報も含めてアセスメントしていく必要があると感じています。

 

 

むしろ手で触れて評価したほうが、ただ見るよりも速く問題点を把握することができるかもしれません。

あわよくば、触れる介入で問題点が一つでも解決できれば、その後の運動指導などがスムーズにいくこともあります。

 

 

解決すべき問題が早く、そして正確にわかれば利用者さんの生活指導もより効率の良いものを提案することができるため、僕は個人的に「触れること」は超重要だと思っています。

 

入院期間の短縮から考える訪問リハビリのあり方

最近は医療費の適正化の観点から在院日数の短縮が言われてきています。

参考

III 医療費適正化の総合的な推進|厚生労働省
III 医療費適正化の総合的な推進について紹介しています。

 

そのため、リハビリでも早期離床・早期退院が当たり前になってきています。

 

それは回復期のリハビリにおいても例外ではありません

 

「まだ運動機能が上がるのにな」

「まだADLが上がるのにな」

 

という患者さんがまだ機能的な伸び代を残した状態で在宅に復帰することが増えてきています。

 

 

そのため、以前より一般病院や回復期病院から訪問リハビリへ繋がる件数が体感ですが増えてきているように感じています

 

 

そのため在宅でのリハビリも機能面の伸び代をより詳細に把握しながら、

その人がその人らしく生活するための支援が必要になってきていると思います。

 

 

介入の仕方はセラピストそれぞれあるので一概には言えませんが、

 

 

僕個人としては、

適正な評価・アセスメントをすることや、1日でも早くその人の悩みを解決していくために

「徒手的介入」も織り交ぜながら、これからも続けていきたいと思います。

 

最後に

今回は僕が訪問リハビリに異動になって大体半年が経って一つの節目みたいなところもあり自分の心情もかなり入った記事になってしまいました。

 

 

これからも有益な情報をお届けできるようにしてきますのでよろしくお願いします!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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